エメラルドのフィガロブレスレット 〜Gilberta
Gilberta

¥16,400(内税)

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Gilberta/ジルベルタ

【〜Like someone in love〜series 】

南国の海のようなカラーが魅力の、
エメラルドのブリオレットボタンカットが瑞々しく連なります。

光に向かって枝葉を伸ばす、新緑のようなブレスレットは、
身に着けると、深呼吸をして歩き出したくなるような気持ちに。

フレアーな袖から女性らしく揺らめかせても素敵。
春らしいカラーのジャケットに差し込んでも、季節感のあるエレガントを演出できます。

19cm ブレスレット 金属全て14Kgf
エメラルド 約4〜5mm 淡水パール 
※【ご確認ください】エメラルドにはすべて原石由来の小傷・黒や茶のインクルージョンなどがあります。

19cmまでの間、どの位置でも留められます。

■エメラルドについて
石言葉:叡智 幸せな結婚 幸福 無条件の愛 5月の誕生石
愛する人に尽くす、尽くされる
和名は、翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく)。
歴史は古く、世界の4大宝石にも数えられています。ギリシア時代、アリストテレスの弟子テオフラストスの「石について」に登場。プトレマイオス朝エジプトでクレオパトラが愛用していたのが有名。このことから富と権力の象徴でもあったとされています。ローマ帝国時代のプリニウスの「博物誌」では、ダイヤと真珠に次ぐ、第三位の宝石とされており、皇帝ネロはエメラルド製のモノクルを所有していたとのこと。実際、ポンペイなどローマ帝国時代の遺跡からはエメラルド製品がよく出土します。
他には、エメラルドは、ギリシアやローマでは、占星術の影響でヴィーナスに捧げられていた。ユダヤの伝説ではソロモン王が神から授けられた宝石の中に、エメラルドが入っていたなど、枚挙にいとまがないほど太古から歴史に登場します。 

【オマケコラム:エメラルドの鉱物学と歴史について】
 エメラルドは鉱物の結晶構造から、表面がピカピカ光るというよりは、内側から光るように輝く、濡れているように見える、という独特の特性をもちます。南米の古代文明ではそのようなエメラルドの見え方からか、生きている石と信じられてきました。
 古代エジプト文明のクレオパトラは貴人との謁見にはエメラルドをふんだんに散りばめた応接間を選んだとか、大航海時代の主たる目的は黄金と南米のエメラルドであったなど、多くの歴史上の権力者がエメラルドに恋し、狂い、探し求めてきました。ダイヤモンドがジュエリーの素材として標準化するのはここ100年程度の出来事で、エメラルドのような数千年の歴史はありません。エメラルドは世界史と切っても切り離せない宝石です。
 企業が実際は産出量が豊富である高圧化の炭素結晶、ダイヤモンドを戦略的に標準化・ブランド化するまで、エメラルドは宝石の最たるものであり、今でも宝石商人達はエメラルドだけは別格として専門の市場があるほどです。
 エメラルドは存在そのものが鉱物学的奇跡、と呼ばれる宝石です。
 そもそもエメラルドが生成するには、バナジウムという自然界でも特定の環境にしか見られない(地殻存在度が低く、濃集率も低い)鉱物が、こちらもレアメタルであるベリリウムと干渉することが必要ですが、そのような環境は大陸プレートと古代のレアメタル濃縮度の高い(生物が生まれる前、海の鉱物濃度が異常に高い’毒の海’時代に生じた)海底プレートが大規模な圧力・速度下で造山活動を行う際生じる可能性がある、と言われています。地球のプレートテクニクスの数十億年の歴史の中でも珍しい規模の造山活動でのみ生じるイベントな上に、そこからさらに人類が採掘可能である鉱床は限られるため、非常に貴重なものとなります。エメラルドが鉱物学的ロミオとジュリエットといわれる所以です。
 その希少さは直観でも分かります。バナジウムを使った製品は異様に硬い特殊な産業鋼鉄の中にちょっとだけ。ベリリウム鉱物も貴重なものばかり(アクアマリン等)で、鉱物的には高級スピーカーの振動版に使われる高価な希少メタルです。それらが天然の生成過程を通じて粒になっているわけですから、希少性が想像できます。
 個人的には世界で最も美しい鉱物の一つだと思っています。
 稀少なピース、ぜひこの機会にご検討くださいね。